徒然なる引っ越し パート2

友人が引っ越しの請負人を始めたのは、10年前なのですが、様々な人々の依頼を請け負ってきたそうです。中には有名人宅もあったそうですが、当人は当日の引っ越し作業現場に居る事は、ほとんどないそうなのです。

著名人は忙しい方が多いらしく、顔を出して得する事も少ないからかもしれません。他人に引っ越し作業を手伝ってもらう、リスクというものがあるからです。

もちろん、他人に引っ越し作業を依頼するメリットも多くはあります。決してあってはならない事ですが、引っ越し作業中の盗難や盗品という事も考えられなくはないのです。ですので、著名人や有名人が、他人に引っ越し作業を依頼する時に、引っ越し作業現場に立ち会う事はなかなか難しいそうです。

大抵は、家族の名前のみ明かす形での依頼だったそうです。

これは、友人の個人的な見解であって、大手の引っ越し業者さんでは、どのような対応をされているのかは、全く存じません。あくまでも友人が請け負ったケースで、お話しています。

有名人や著名人であっても、案外、普通の暮らしをしているものなんだなと感じたそうです。

あぁ、このカーテンは、ディスカウント家具ショップ○○屋のものだとか、冷蔵庫を開けると、庶民の食べものがたくさん詰め込まれていたり、もちろん引っ越し前には、冷蔵庫をなるべく空にして頂くのは基本らしいのですが、引っ越しの依頼を受け、それぞれの品を仕分け、緩衝材で包みこみ、包装し、段ボールに梱包する作業は、部屋を拝見したとたん、大体の段ボールの個数ははじき出せますが、一番てこずるのは書籍だそうです。

書籍は、包装や梱包も簡単な事が多いのですが、その重量と量(かさ)が読み切れない事があるそうなのです。