発泡スチロールの特徴

発泡スチロールは、日常生活でもよく見かけるものです。梱包・包装材や、緩衝材としても活躍しています。発泡スチロールは、正式名称を『発泡ポリスチレン(PS)』ともいいます。発泡スチロールは元々ドイツで発明されたもので、ポリスチレンをドイツ語で『styrol』と呼ぶそうです。そこからスチロールという呼称が広まったと言われています。発泡スチロールの長所としては、軽さや耐水性、加工性などが挙げられています。衝撃を吸収する力にも長けており、切断や接着などの加工もしやすくなっています。梱包材としては非常に優秀です。一方で、加工のしやすさは耐熱性温度の低さが関わっています。90℃程度の温度があれば溶けてしまいますし、素材としても非常に燃えやすい特徴を持ちます。耐薬品性・耐油性も低いため、注意が必要な素材と言えます。