包装の材料とその範囲

包材と呼ばれる包装に使われる素材は、包まれる品物の形状やその用途などに合わせて非常に多種多様なものが開発・利用されています。

また包材の進化に合わせて、包装される中身も進化し、粉末状のものや液状、ゲル状のもの、可燃性のもの、要冷蔵・要冷凍のものなど様々な物が包装・運搬できるようになりました。

しかし、どの内容物であろうと、包装には中身の品質を保つ保護性、品物の運送中・使用の際の便利性や快適性の大きく分けた3つの機能が求められています。中でも包装・運搬の7割近くを農産物、水産物、畜産物といった食に関連する物が占めています。

傷みや腐敗を防ぐだけでなく異物等の混入を防ぐなど、私たちの健康にも直接関わる食品の包装において、3大機能のうち保護性が最重要とされています。